適正に説明できる状況

建て替え中

他の親族が所有している土地で売却できるものがあれば、相続した土地を物納も売却もしたくない場合、親族間での土地の交換も検討すべきなのです。

含み損を抱えた塩漬け不動産を売却したいが

◆親の含み益を移転し、

子供の含み損と相殺する自宅以外の投資用不動産や遊休地などを売却して、売却損が出たとしましょう。

売却損は、他の不動産の売却益とは相殺できますが、給与や不動産収入とは相殺できないことになっています。このその年に相殺し切れなければ繰り越しもできず、また、切り捨てになってしまいます。これでは含み損を抱えた不動産を売ることを躊躇してしまいますが、実は生前贈与を使ってこの対策をする方法もあります。子供が含み損を抱えた不動産を所有しており、売却をためらっているとします。
先祖代々の土地を所有しています。方で、父は、この父が所有する先祖代々の土地を使って、子の土地の売却損を小さくする方法が考えられます。
この場合、通常、父親から子供が不動産を引き継ぐのは相続のときです。息子は相続税の納税のために土地を売却することもあるでしょう。

北中曾根を考える会すると、子供に先祖代々の土地の売却益が生じます。そういうタイミングなら、子供が持っている含み損を抱えた不動産を売却しても、その売却損を先祖代々の土地の売却益にぶつけて相殺することができます。ただしこの場合、相続はいつ発生するかわからないため、相続時まで、含み損を抱えた状態が継続することになります。しかし、贈与なら別です。贈与はお互いの意思によりいつでもできます。
含み損を抱えた不動産を売却したい場合、まず先祖代々の土地を父から子へ贈与することで、含み益を父から子に移転させます。贈与の場合、子供は父の取得費を引き継ぎますので、売却する際に控除する金額は父の取得費です(なお、今回の場合は、先祖代々の土地なので取得費は非常に低額です。

もらう権利

話をわかりやすくするため、ここでは取得費を0円とします)。子供が同じ年に、含み損を抱えた不動産を売却するのです。そして、ただし、通常の贈与では、1年間につき110万円しか贈与税は非課税になりません。そのため、土地などの高額なものを贈与した場合は贈与税が多額になってしまいます。相続時精算課税そこで、第1章06参照を使って贈与します。

父が所有している不動産の時価=相続税評価額と仮定が1億円、子の不動産の含み損が1億円、実際に税金を計算してみましょう。
そして不動産の取得費を0円として、贈与税1億円-2500万円20%-1500万円(この1500万円は実際の相続時に精算されます)不動産の譲渡についての所得税、住民税含み益1億円-含み損1億円x20%-0円たしかに、いったんは1500万円の贈与税を納付しなければなりません。
含み益1億円の不動産を売却した場合には納めなければならない1億円×20%=2000万円その代わりに、時価1億円、取得費が0円、を納めずに済むのです。この1500万円は相続時に相続税と精算されます。しかも、実質的な持ち出しはありません。したがって、含み損を抱えて塩漬けになっている不動産があれば、こんな方法で売却してみてはいかがでしょうか。

投資用不動産の購入は売却まで考慮しておこう攻めの贈与税の納税戦略

◆更地のままのほうが高く売れることもある

アベノミクス等の影響により投資用不動産が売れており、満室でない賃貸物件が満室になった場合の想定利回りを前提に売れています。
そんな市況の中、相続税対策相続財産の圧縮事業承継対策株価の圧縮借金をしてを考え、投資用不動産を購入することがあります。

これを購入するならば、しかし、覚えておいてほしいことがあるのです。複数の土地を持っている、ある地主さんの例を挙げましょう。1億円の評価額の土地に、相続税対策のため賃貸物件を建築しました。この地主さんは、その際、5000万円の借金をしました。賃貸物件の年間賃料は500万円です。この地主さんが亡くなって相続が発生し、相続人はこの賃貸物件を売却することにしました。この物件はいくらで売れるでしょうか。

投資用不動産は不動産としての価値もありますが、それよりも投資効率で値段が決まる側面が大きくなります。満室になった場合の想定利回りを前提に建設したあるいは購入した物件でも、売却するときには実際の利回りが重視されることもあります。

利回りの低い投資用不動産を売却しようとしたところ、「住人を追い出して、更地にしたほうが高く売れます」先日、当社のお客様が、建物を壊し、と不動産業者に言われたくらいです。話を地主さんの例に戻しましょう。年間の賃料”は500万円です。
賃料収入÷利回り-不動産の価格と計算されますので、

利回り5%の場合500万円÷590=1億円·利回り10%の場合500万円÷10%=5000万円となります。

1つの土地

どの程度の利回りを設定されるかはケースバイケースですが、前者の1億円で売れたとしましょう。この地主さんには、賃貸物件を建てた時の5000万円の借金があります。相続人はこれを返済しなければなりませんので、「売却金額1億円-借金5000万円-手取り5000万円」が相続人の手元に残るお金となります。しかし、もともと、この地主さんは1億円の土地を持っていたのです。
相続税対策という大義名分のもとに行った方法により、「財産が目減りすることそれが、財産そのものが減ってしまいました。これは損することになってしまった相続税対策」だったということになります。当然、これは地主さんの話だけではなく、中小企業の株価対策のために、投資用不動産を購入する場合も同様のことが言えます。

事業者--利便性に照らしさらに言えば、第2章01に書いたように預金と借金の両建ては「支払利息を支払うことにより、という逆相続税対策になる可能性もあります。財産が減る」アベノミクスは金融緩和による経済政策ですから、この状況が永遠に続くことはありません。必ず、賃貸不動産を購入されている方も多いですが、どこかで反動がきます。投資用不動産を売却したいと思ったタイミングだったら......。私がここで解説したデメリットがさらにその反動が来た時が、膨らむのです。借金による投資用不動産の購入は幅広く行われています。
相続税対策、事業承継対策という名のもとに、もちろん、不動産投資そのものを否定しているわけではありません。しかし、そこはよく考えて、売却まで考えた上で実行しないと、結果として、損をすることになってしまうのです。

出口の

賃貸不動産の空室期間が長くなってきたら?

◆それでも土地の評価減を採用できる余地はある

賃貸アパートの入居者をずっと募集しているにも関わらず、空室の期間が長くなると土地の評価にも影響するので悩みます。なかなか決まらないこともあるでしょう。
アパートなどの賃貸物件の建っている土地は貸家建付地という取り扱いになり、駐車場などの更地の評価額の約80%の評価額になります。しかし、空室部分に対応する土地床面積按分により、100%の評価額となってしまうのです。
は、その空室が一時的なものならば、その根拠は平成11年7月29日付で国税庁ただし、相続開始日に空室であっても、賃貸不動産としての評価減はできることになっています。から出された情報に下記の例示があるからです。
例えば、次のような事実関係から、アパート等の各独立部分の一部が課税時期において一時的に空室となっていたにすぎないと認められるものについては、課税時期においても賃貸されていたものとして取り扱って差し支えないこととした。